こんにちは、おっさんです。早いもので、年が明けてからもう2ヶ月が経ちます。いつの間にやら、明けましておめでとうございます、という時期ではなくなっていました。
 最近は、在宅で仕事をしているのですが、とにかく業務上のコミュニケーションに時間を取られてます。ちょっとしたことは全てチャットで片付けますが、気が付くと「あれ?今日何やってたんだろ?」みたいなこともしばしば。
 あと、久しぶりにあった皆さんは、口をそろえて「太った」といいます。運動不足、、、というより、家にいるとちょこちょこ間食してしまうのが原因のようです。・・・まぁ、分かりますね(笑)。

 さて、今回は昨年の2月にあったDIYについて記事にしたいと思います。まだコロナが流行る前だった時のことです。おっさんちは、カーポートが無かったのですが、大変ありがたいことに無償で譲って頂けることになったので、それを記事にしたいと思います。なお、無償でいいと言われてもさすがにアレなので、数千円程度の菓子折りは差し上げています。
 今までカーポートの解体とかやったことがなかったので、解体の動画を探したのですが見つからなかったため、業者さんがカーポートの組み立ている動画を見ておくことでカーポートの仕組みをよく予習しておきました。
 前準備として工具のチェックです。大体必要な工具類はあったのですが、どうしても足りないものは、事前に購入もしくはレンタルの当てをつけておきました。
 手持ち道具で、レンチセット、ドライバーセット、ハシゴ(伸ばした長さ7mくらい)、脚立は賄えましたが、以下の2点は持っていなかったので、今回の作業のために調達しました。

・購入したもの・・・電動ドライバー(予備バッテリー付き)

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 AC電動ドライバーは持ってるのですが、高所での作業となるので取り回しの良い充電型(予備バッテリ付き)にしました。どういう体制でも使えるよう、棒状、銃型に変形できるこちらを購入しました。
 今回使った感想としては、別に棒状(ペン型?)になる必要はなかったかなと。作業の大半が銃型で作業しました。

・レンタル品・・・・グラインダー(刃は別途購入が必要)
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 近所の島忠で一泊1,100円(税込)でした。刃はさほど高くない(1,000円以内のもの)を一枚で事足りました。実はグラインダー、後日違うメーカーのものを購入することにしました。今回の作業で使ってみて、色々便利だったので、1台あってもいいかなと思いました。
 あと、高所での作業が続くため、肩掛けのバックがあるととっても便利。これのおかげで工具の持ち替えや、大量のビスをしまいながら作業を続けられました。

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 さて、ハシゴを載せて、いざ出発!相手先まで車で片道15分くらいの距離だったので、分解したカーポートのパーツは、ルーフキャリアに載せて運べると思い、トラックのレンタルはしませんでした。
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 実際のカーポートがこちら。参考までに、各部の名称を付しておきました。
 見ての通り、脚立だけでは到底届きません。
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 分解の手順としては、上写真のまず屋根パネルをすべて外す必要があるので、まず横に通っている銀色のパネル抑えを外す⇒屋根パネルの順で外していけます。
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 ビスを外すとこんな感じでパネル抑えが外せます。ちなみに1本あたり6~8本くらいの本数のビスがあるので、電動ドライバーでないと時間的にもかなりきついです。
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 パネル抑えを外すと、上写真のように屋根パネルをベロっと外せます。このパネル、柔軟性が高く丸めることができます。あまりやりすぎると折れてしまいそうですが、かなり柔軟性があります。1枚あたりもそれなりに重たいので、下すときは軽く丸めてそっと降ろしてやることが必要です。
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 屋根パネルをすべて取っ払いました。これまでで大体2時間かかっていません。
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 上から見たところですが、前枠(上写真左側の赤い線で囲まれている)と後枠(上写真右側の赤い線で囲まれている)を外していきます。なお、柱側の枠を後枠、その反対側が前枠といいます。
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 前述の前枠・後枠は、上の写真のようにパネル受けをビスで固定されているので、地道に外していきます。
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 前枠を取り外し終わったところです。すぐに後枠に行きたいところですが、このカーポート、吹き込み防止パネルがついているので、そちらを先に分解します。
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 吹き込み防止パネルを外すときに邪魔だったので、雨樋(上写真赤線部)を外します。ビスで固定されてるだけなので、簡単に外せます。
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 次、吹き込み防止パネルは、全体長は5mくらいあるのですが、数枚の短いパネルを結合して作られていますので、分解して取り外します。
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 パネルの分解が終わりました。後枠(上写真左側の赤丸)と一緒にパネル受け(上写真右側の赤丸)、も屋(梁に対して垂直に交わっているパーツ)も外していきます。
 後枠を外しているとき、ビスが馬鹿になっていてドライバーでは外せないものがありました。年数が経っているとこういったこともあるんでしょう。ここでレンタルしておいたグラインダーの出番です。
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 ビスのネジ部が刺さっている場所が空洞になっていたため、ビスの頭を切り飛ばせば、ネジ部が下に落ちて行きます。刺さっている場所が空洞でなくては使えない手でしたが、助かりました。
 グラインダーをレンタルしててよかった、ニッパーなどでは到底断ち切れない程度の強度はあったので。
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 さて、いよいよ柱と梁を残すのみになりました。梁は外せるので、こちらも分解していきます。
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 柱に梁を固定しているボルトがあるので、レンチで外します。
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 ボルトを外して、梁を垂直に持ち上げると柱から抜くことができます。上写真はずした梁です。
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 さて、残りは柱のみです。ここまでの作業、すべて一人で行いましたので大体6時間程度かかりました。
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 このカーポートは上写真の太い柱(15cm×10cm)が2本と、
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 上写真の細い柱(10cm×10cm)3本で構成されています。
 計5本の柱をグラインダーで根本から切り飛ばしていきます。
 実はここで大変重要な選択があります。再利用する前提なら本来は切断してはならないのです。
 カーポートメーカーの推奨では、柱は60c㎡、深さ60cmの穴をあけて埋め込むことになっています。
 そのため、柱を再利用するなら柱の周辺1mくらいのところから電動ハンマーでコンクリートを砕いていき、柱を含む60c㎥のコンクリート塊を引っ張り上げてから、柱にこびりついているコンクリートを地道に砕く作業が必要となります。
柱を抜く
 上にイメージ画像を出しましたが、具体的にはこれの緑の斜線部を掘削することになります。
 まず、地面に行きつく前にコンクリート(大体10cm厚)があります。これを砕くだけでも相当な労力ですが、そのあと地面を掘って、柱にこびりついているコンクリートの周辺に空間を設けます。
 あとは柱ごと引き上げるのですが、その塊は数十キロの重量になるため、引っ張り上げることが一人ではまず不可能です。ユンボなどの作業車、または成人男性大人数名がかりでないと到底持ち上げられません。
 そして引き上げ後に柱にこびりついているコンクリートを破砕することが必要です。
 ただ、写真を見てわかる通り、埋め込まれている面積はせいぜい35c㎡程度で、推奨値よりも大分面積が小さかったです。こちらのお宅が特殊なのかと思ったのですが、気を付けてよそのお宅のカーポートを見てみると意外と面積が小さいんです。柱を埋め込む場所がコンクリ打ちしてある所なら、面積は30~40c㎥程度で事足りると考えている業者さんが多いのかなと思われます。これが、コンクリ打ちしていない地面に埋め込むとなると前述の60c㎡の穴になるんでしょうかね。
 ともあれ、多少面積が小さくなっても、到底個人で柱を掘り起こして持って帰ることは現実的ではないので、グラインダーで切断しました。
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 切断後に参考までに穴の深さを測ってみました。上写真は細いほうの柱でしたが、大体20cm程度埋まっていました。
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 こちらは太いほうの柱ですが、60cm程度埋まっていました。推奨値通りです。
 どこかのブログに書いてあったのですが、コンクリが打ってあるとこに柱を埋め込む場合、穴は面積より深さが大事なんだそうです。
 ともあれ、これで解体は完了しました。朝10時からスタートして、夕方6時に終わったので、大体8時間程度で終了できました。
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 こちらBeforeです。
 パーツが多かったため、2回に分けて搬送しました。一つ一つのパーツはそれほど重たくなかったのですが、翌日とんでも筋肉痛になりました。
サポート柱
 ちなみにこちらのカーポートは、サポート柱があったのですが、地面に埋め込まれている”受け”(上写真赤丸部)は頂きませんでした。コンクリートを掘り返すのが手間でしたし、意外と深く埋まっているので。
 さてと、今回はこれで終わりです。では、また見に来て下さ~い。