こんばんは、おっさんです。今日から元号が変わり、気分新たにいきたいと思います。
 おっさんちは4LDKですが、エアコンが付いている部屋は寝室とリビングだけのため、暑い時期でも扇風機で頑張る生活をしていました。
 ですが、今回は今まで温めていた企画、そう、ついにエアコン設置にチャレンジします!寝室の古くなったエアコンの入れ替え、エアコンがついていない2部屋の合計3台まとめて設置します。
 おっさんが思うに、エアコンを安く購入するのが難しい理由は中古品を購入しても設置料がかかってしまうため、結局新品(新品は設置料込が多い)を買うのと大して変わらない代金がかかってしまうからだと思うのです。それなら自分で設置すればお得かというと、設置するためには真空ポンプ等の専用工具やそれを使用するための知識が必要となるため、お金も手間暇もかかるので効率的ではありません。
 ですから一台設置するだけなら、量販店で設置料込みで新品を購入した方が断然効率的です。ですが、今回のようにまとめて自分で設置するなら、割安な新古品・中古を購入するメリットをフルに享受できます。
 今回は自分で設置する前提で、エアコンをヤフオクやメルカリで3台買い集めましたが、オークション・フリマの落札相場なら【オークファン】は、いくつかのオークション・フリマを同時に比較して見られるので非常に便利です。特に落札相場は、底値を見るのにとても参考になります。
  今回安く購入するために、自分で直接引取に行ける地域に絞って検索し、エアコンは大型商品なので送料が高いので直接引取にすることで節約しました。そしてその中で最安値は6,500円でした。これは、現地に行って取り外しをやることが条件でしたので、よそ様のお宅にお邪魔してポンプダウンし、取り外してきたので爆安でした。
 結局、オークションサイトで冷房のみの新古品1台(18,000円)、中古を2台(いずれも使用年数1年以内)でそれぞれ18,000円と6,500円かかり、3台合計42,500円で購入しました。

 前述のとおり、よそのお宅で取り外して引き取りがあったので、事前に自宅の入れ替え予定のエアコンで予習しておきました。
 以下ポンプダウンを予習した時のことです。
 まず強制冷房運転を行います。これはメーカーによって発動方法が異なるので、確認が必要です。
 ちなみに今回ポンプダウンしたのは、コロナのエアコンです。
DSCN0608
 リモコンの「風量設定」を押しながら「運転/停止」を押します。液晶に「C」の文字が出て強制冷房運転開始です(上写真)。
 このエアコンは、強制冷房運転状態になるとエアコン室内機の運転ランプが1秒に一回点灯します(つまり点滅状態)ので、15分くらいそのまま待ちます。ちなみになぜ強制冷房運転する時間が必要かというと、配管内には冷媒の他にも機械油があり、運転していない時は配管内に沈殿しています。エアコンを数分間運転することにより、配管内の冷媒と一緒に混ざった状態となるので、その時室外機に冷媒を閉じ込めると機械油も一緒に回収できます。これは特に配管を再利用したい場合に有効です。
 あまり事前運転しない状態でポンプダウンしても冷媒は回収できますが、これだと配管内に機械油が残っていますので、配管を再利用しようとすると配管内に残留していた機械油で真空ポンプが汚損するうえ、エアコン自体の機械油も減ってしまいます。
 機械油自体は、1~2回程度の移設した程度では必要量を下回ることはなさそうですが、なるべく機械油もしっかりと回収したいところです。なお、機械油が不足するとコンプレッサーの稼働音が大きくなり、最悪の場合故障します。
BlogPaint
 上写真は、室外機のカバーを外した状態です。細い方と書いてあるのが、いわゆる高圧側と言って室外機から室内機へ冷媒を送る方の配管になり、太い方と書いてあるのが室内機から室外機へ冷媒が戻って来る配管になります。それぞれの配管は、レンチで袋キャップを外すと六角レンチを差し込むところがあり、それを回すことで開閉が出来るようになっています。
 さて、強制冷房運転している間に、サービスポートにマニホールドゲージを繋いでしまいます。
DSCN0615
 繋いだマニホールドゲージの状態は、上のような目盛状態です。
DSCN0616
 袋キャップを外した状態です。15分程強制冷房運転したら、まず、細い方の配管(高圧側)を閉め、室外機から室内機への冷媒の流れを止めます。上写真は、既に袋キャップが外された状態でレンチが差し込んであり、レンチが刺さっているのが高圧側です。時計回りにレンチを回せば閉まります。
DSCN0617
 すると、上写真にようにあれよあれよとマニホールドゲージがマイナスになります。
DSCN0620
 高圧側を閉めた状態からだいたい2~3分くらいしたら、冷媒は室外機へ回収し終えていると思いますので、今度は太い方の配管側(上写真のレンチが刺さっている方)を閉じ、冷媒を室外機内へ閉じ込めます。回収時間は室外機と室内機との配管距離や、エアコンのサイズによって若干変わるようです。
 ここで1点注意ですが、高圧側を閉じた状態で長く運転すると室外機のコンプレッサーが壊れる恐れがありますので、気をつけて下さい。
 さて、太い方の配管も閉めたら、速やかにエアコンの運転を停止して下さい。ちなみに運転停止してもマニホールドゲージはマイナスのまま(真空状態)なので、内部に冷媒が残っていないことが分かります。さらにマニホールドゲージを外す時、しっかりと冷媒を回収できていれば、小さく「プシュッ」と音がするだけで済みますが、回収時間が足りないと冷媒が残っていて「シュー」と冷媒が流れ出す音がするはずです。
 今回はマニホールドエージがあったので使いましたが、なくてもポンプダウンは可能です。手順的にはマニホールドゲージに関するところを省略するだけです。
 あとは、室内機と室外機を繋ぐ配管と電線、ドレンホースを外していくだけですが、配管に関して少し補足します。室内機と室外機は、室内機側から出ている短い配管と室外機側から来る長い配管が結合されることでつながっています。そのため短い配管と長い配管の結合部を外す必要があるのですが、ここの処理を誤ると面倒なことになります。
BlogPaint
 上写真に配管接続部が映っています。これをレンチで外すのですが、とても固い!そのためモンキーレンチで外そうとすると、ナットの角をなめてしまうことがあります。
DSCN0523
 そんな時、フレアナットレンチ(上写真右)がお薦めです。モンキーレンチに比べて内側が六角形をしています。これでどう影響が出るかというと、、、
BlogPaint
 上写真はモンキーレンチを使った場合のナットへの負荷のかかり方です。実質2ヵ所(写真では配管に隠れてしまっていますが、対角線上の角)の角に負荷がかかります。固い場合うまく外せず、ナットの角をなめてしまいます。
BlogPaint
 フレアナットレンチの場合、負荷のかかるところが4か所になり、しっかりと力を入れてもまずナットの角をなめることがありません。
BlogPaint
 外すとこんな感じです。ちなみにナットを外す時の注意点は、室内機側のナットは固定するだけで回さないこと(回すと室内機へつながっている配管がねじれてしまいます)です。回すのは室外機側の配管のナットです。室内機側の配管は替えがきかないため(少なくとも素人では無理)、慎重に扱いましょう。
 おっさんは、フレアナットレンチ5本セットをモノタロウで購入しました。他の通販でも簡単に手に入りますが、購入する時は間違いの無いよう、欲しいサイズをよく確認しましょう。

フレアナットレンチセット 3ピース(インチ) STRAIGHT/11-985 (STRAIGHT/ストレート)

価格:1,850円
(2019/5/1 21:46時点)
感想(2件)

 ↓↓その他「フレアナットレンチ」の検索結果はこちら↓↓
 楽天市場(フレアナットレンチ)
 Amazon(フレアナットレンチ)
 Yahoo!ショッピング(フレアナットレンチ)

 また、外す時のコツですが、とても固いのでナットを回す前に2つのトンカチで挟むように軽く何回か叩くと外れやすくなります。空中で叩くのが難しい場合は、硬い物を敷いてその上でトンカチで叩くのもありです。くれぐれもトンカチで叩く時に、ナットの角をつぶしたりしないよう気をつけしょう。
 長くなりましたが、こんな感じで予習していたため、よそのお宅へお邪魔して、自分で取り外してエアコンを激安で調達できました。ちなみに壁の配管穴はちゃんとパテで塞いできました。
 さて、次回からいよいよ設置前の色々な準備です。では、また見に来て下さ~い。
 今回エアコンを取り外しておりますが、もし記事を参考にされて事故等が生じても当方では責任は負えませんので、あくまで自己責任でお願いします