こんにちは、おっさんです。最近は会社の体制が一新する、というかおっさんの同僚が退職することになり、なぜかおっさんに取締役会の事務局運営の仕事が回ってきました、、、。
 大わらわで日々残業と休日出勤のためブログの更新がおろそかになっていました。この混乱は、いつまで続くんだろ、、、。

 ツマのお父さんから、リモコンの電源ボタンの効きが悪いから新しいものを注文して欲しい、と依頼がありました。
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 シャープ製です。確かに少々年季が入っていますが、まだまだ使えそうなので、メンテナンスしてみたいと思います。まず動作確認からしていきたいと思います。
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 確認方法は簡単で、デジタルカメラのファインダーを通してリモコンの動作を見るだけです。上写真は、動作できるボタンを押して見ていますが、リモコン先端の送信部が発光しているのが分かります。これはデジタルカメラのファインダーを通すことで、通常人間の目に映らない、不可視光線を確認することが出来ます。
 では、くだんの電源ボタンを見てみます。
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 光りません。押し方を変えてみると、発光したりしなかったりするので、接触不良のようです。
 これなら、簡単なメンテナンスで復旧できそうです。
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 今回使う道具はこれだけです。ちょっと見慣れないかもしれませんが、アルミテープは100均で売ってます。あとはピンセットと精密ドライバーも100均のものです。
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 電池を外してから、リモコンの裏側のネジを全て外します。隠れたネジがないので、見えるもの全て取っ払えばOKです。
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 側面に隙間を作って、マイナスドライバーを浅く差し込んで、ちょっとずつ隙間を広げます。ここが最難関ポイントです。丁寧にやらないとリモコンの裏ぶたを固定しているツメが折れてしまったり、中の基盤が破損したりします。
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 裏ぶたを外すとこんな感じです。手前が外した裏ぶたです。奥側がプリント基板です。
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 プリント基板を外してやると、その下からゴムボタンが出てて来ます。
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 上写真の左の赤丸が電源ボタンのちょうど裏側です。で、右の赤丸が基盤側の電源ボタン部になります。つまり、リモコンでテレビ電源のON/OFFをさせるため電源ボタンを押すと、リモコン内部では上写真の両赤丸が接触、通電し、テレビに電源のON/OFF命令を送っています。両赤丸部の接触が悪くなると伝導性が低下し、リモコンの電源ボタンの効きが悪くなります。
 写真だと分かりづらいですが、実際にウェットティッシュ(ほんとはOA用のクリーナーがお薦めです)で拭いたら、黒いススのようなものが付着しました。
 それにしてもボタンが全体的に汚かったので、ついでにゴムボタン全体もキレイにしておきました。
Before
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After
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 ゴムボタン部を水洗いして、しっかり水分をふき取りました。うーん、スッキリです。
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 あと今回は、伝導性を高めるため、ゴムボタンの裏側にアルミテープを貼っておきました。こうすることで、ボタンを押した際の反応が良くなりますが、どのくらいもつのかはちょっと分かりません。
 あとはホントに動くか、仮組して動作確認します。
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 軽くボタンを押すだけでサクッと光ります。あと元通り組み立てておしまいです。 
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 はい、完成!古ぼけた感じだったリモコンですが、キレイになってスッキリしました。動作もバッチリです。
 今回は単なる接触不良でしたので、簡単なメンテナンスで復旧しましたが、基盤故障だともう寿命なのでその時は買い換えましょう。
 さてと、今回はこれで終わりです。では、また見に来て下さ~い。