おはようございます、おっさんです。この間、ムスメちゃんの運動会がありました。早いもので、もう5年生です。小学生の運動会も残すところあと1回です。5年生は、6年生と共同で組み立て体操をやります。
 本番までの練習中に、大丈夫かな?と思うようなことがありましたが、本番を見て「ああ、大きくなったな」と感じました。ツマも感動して、目をウルウルさせてました。心に残る、とても良い運動会になりました。

 前回からの続きで、今回もガスのお話です。おっさんちは、プロパンガスを使っているので、単価の安い都市ガスに切り替えたいと思ったのですが、実は落とし穴があった、というのが前回のあらすじです(笑)。
 都市ガスの㎥当たり単価はプロパンガスの半額以上安いですが、プロパンガスと都市ガスでは熱量が異なるため、仮に都市ガスがプロパンガスと同じ熱量を得るためには消費量が2.2倍に増えるのです。
 つまり、プロパンガスで20㎥消費する場合、都市ガスだと44㎥消費することになります。あれ?これってホントに得してるの?と思ったので、一応おっさんがもらった参考単価表(平成29年7月料金表 東京地区等における一般ガス供給約款料金)から比較してみます。
価格表
 この表は、基本料金込み、消費税込みです。
 上記の表だけだと比較しづらいかと思い、下記におっさんちのプロパンガスを比較表示して見みます。カッコ内が、おっさんちのプロパンガス料金です。
 ちなみにおっさんちのプロパンガスの計算は、基本料1,620円、従量は10㎥まで@345、10㎥を超えると@313円になります。10㎥を超えると、超えた分だけではなく、全量が@313円での計算となります。
 20㎥(09)  3,414円(4,725) 差1,311
 31㎥(14)  4,722円(6,002) 差1,280
 40㎥(18)  5,792円(7,254) 差1,462
 51㎥(23)  7,100円(8,819) 差1,719
 60㎥(27)  8,170円(10,071)差1,901
 71㎥(32)  9,477円(11,636)差2,159
 という訳で、上記のような計算結果になりました。良かった、今よりは割安になる!安心しましたが、節約額が前回試算した額より下がりそうです。前回計算した節約額は年間約31,000でしたが、今回月平均16㎥使用すると月当り節約額1,371円(上の表の太線の差額の平均値)で、年間額だとその12倍を再計算してみると、16,452円までと大幅ダウン!うーん、節約出来る感が少なくなっています(汗)。もっともこの試算はあくまでおっさんちをケースにしていますので、プロパンガスの単価が高い地域だと節約感が増すかと思います。

 話は変わりますが、今回どうして都市ガスに切り替えることが出来るようになったかというと、昨年の12月頃におっさんちから30mくらいのところに小型の集合住宅(アパート)が建つことになりました。完成は今年の6月初旬だったので、半年くらいでアパートが建つものなのかと感心した覚えがあります。
 そして、今年の6月に件のアパートが完成したのですが、そこでおっさんちにあるチラシが舞い込みます。内容はアパートのガス管工事で、道路を掘り返して都市ガスを通すというものでした。
 後日、東京ガスの方が、近所の集合住宅のガス工事の挨拶を兼ねて、都市ガスはいかがですか?と営業に来られ、その時良いお話が聞けました。

 道路のガス管工事は、東京ガスから助成金が出る、という話を前回しました。当然、工事代金が助成額を超えている場合、差額は自己負担になります。前回の「都市ガスがやって来た!①-ガス料金を安くしたいっ!-」では、その差額が約100万円ほどになるので、都市ガスへの切替を断念した経緯があります。

BlogPaint
 そもそも論ですが、ガス管の敷設工事代金とはどのように決まるのか?
 簡単にいうと、新規で都市ガスを使いたい場合、上図のように、元々敷設されているガス管(青い線)から、ガス管を伸ばして敷設(赤い線)します。そのため、既設ガス管から遠ければ遠い程、工事代は高くなります。

 今回東京ガスの営業さんから伺った話では、助成金は申請した家の前までの工事分にしか使えないと思っていたのですが、実はそれはおっさんの勘違いだったことが分かりました。
BlogPaint
 どういう事かというと、上の図のように工事希望の家が3件(青い屋根)の場合、一件当たり30万円助成金が出ると仮定します。
 その場合、①②の家にガス管を届かせるには緑線の距離だけ工事すれば良いので、その部分に①②家分の助成金60万円(30万円×2件)が適用され、③家まで届かせるためには更に赤い線の工事が必要であり、そのために充てられる助成金は③家の30万円(30万円×1件)だけと思ってました。
 では実際、ガス工事の助成金はどのようになるかというと、3件分90万円の助成金が出て、一番端の③番の家の前までガス管が敷設分までその全額が適用されるのです。
 ちなみにおっさんちが上の図③の家にあたり、新しくできた集合住宅が①に該当します。集合住宅は、複数の世帯が住むためガス能力が増すので助成額が大きくなり、結果おっさんちまで自己負担無しでガス管を延長することが出来ることになりました。集合住宅が出来ても、おっさんちには関係ないと思っていましたが、ブラボー!
 とは言いつつも、助成してもらえるのはあくまで既設管から自宅前までの工事代だけで、道路から敷地内への引き込み工事は100%自腹です。ガスの切替に当たって発生する各種費用が、自分と東京ガスのどちらの負担になるかについては、下記の「都市ガスを使うには?」に記載がありますので、興味があればご覧ください。
都市ガスを使うには? 001

 さらに元々使っていたガス器具(おっさんちは湯沸かし器とガスコンロ)はプロパンガス仕様のため、都市ガス用に調整をしてもらわなくてはなりませんが、それも別会計です。
 そのあたりも含め、見積額は約25万円になりました。その内訳が、下記です。
BlogPaint
 ①ガス工事概算見積金額(宅地内配管費用)約10万円
 ②ガス機器概算見積金額(改造・取替費用)約15万円
 うーむ、まだ高い!

 ①ガス工事概算見積金額(宅地内配管費用)の費用は、道路から敷地内へのガスの引き込み工事で、料金は一定距離までパック料金として固定だそうです。削れる要素はない感じです。
作業明細はこちら↓
BlogPaint

 ②ガス機器概算見積金額(改造・取替費用)ですが、こちらが問題です。さらに細かい内訳が下記です。
 ふろ給湯器の改造(プロパン⇒都市ガスへ)・・・約2万6千円。この金額は、妥当だと思いました。こちらの改造作業は、ガス給湯器メーカーでも作業依頼を出せばやってくれますが、リンナイに聞いたところ、出張費コミコミで3万円と言われたからです。
作業明細はこちら↓
BlogPaint

 ガスコンロの取替(新規購入及び取付込み)・・・約12万7千円。これがビックリするほど高い!
作業明細はこちら↓
BlogPaint
 ガス器具は、製造されてから一定年数までしか切替部品の製造がされていないため、あまり古い器具は買い替えなくてはなりません。おっさんちのガスコンロは、2004年製造のため既に改造部品の清算が終了しており、買換え前提で見積もりされておりました。
 そして、見積もられているガスコンロは、リンナイ「RS31W21A31R-VW」。これが30%引きされた価格で14万3千円ですが、価格ドットコムで型番から調べてみると、約5万2千円(税抜)程で販売されています。・・・ネット通販の3倍近い価格設定です。このガスコンロ本体に加えて設置料金が18,000円見積もられています。
 143,000+18,000=161,000円からなぜか42,900円程値引きされ、最終値は118,100円+消費税が加算されて約12万7千円となっています。

 これは、コストを抑える余地があります。大まかに2種類選択の余地があるかと思います。
 案1
 自分でガスコンロ本体をネット通販で購入しておき、今回作業するガス業者に古いガス台との交換だけしてもらえば52,000+18,000=70,000+消費税=約76,000円程と、約半額で済みます。通販で購入するだけなので、手間はかかりませんが、工事業者としてはあまり美味しくないので、お願いするのはちょっと勇気がいると思います。
 案2
 本体をネット通販で購入して、古いガス台との交換も自分でやる。これだと、ガスコンロ本体の52,000円+消費税=約56,000円で済みます。
 ただし、案2の場合は、ガスコンロの入れ替えはガス管引き込み工事までに終わらせておく必要があります。ガス管の引き込み工事当日、工事業者は、敷地内に引き込んだガス管をガス器具へ接続をしますが、接続段階でガス器具が使用できる状態になってないとガス器具へ接続できないため、後日また来てもらわなくてはならず別途費用がかかってしまうからです。

 おっさんは、色々思案した結果、一番安い上、作業自体はさほど難しくなさそうな案2(自分でガスコンロを購入・交換)を選択することにしました。
 というわけで、都市ガスに切り替えるために必要な費用と効果が判明しました。
 費用・・・約16万円
 ①ガス工事概算見積金額(宅地内配管費用)約10万円(東京ガスに依頼)
 ②ふろ給湯器の機器改造 約3万円(東京ガスに依頼)
 ③ガスコンロの交換・取付 ガスコンロを通販で購入予算約3万円(自分でやる)
 うむうむ、当初見積25万円に対して9万円削って、約16万円前後に抑えることが出来そうです。
 効果ですが、プロパンガスから都市ガスへ切り替えることで節約できる額が年間約1万7千円のため、切替にかかる費用約16万円を回収するには凡そ9年程かかる見込みです(汗)。ということは、切り替えてから、10年目くらいでやっとガスを切り替えた恩恵に与れるわけです。まぁ、あとメリットと呼べそうなのは、大企業の安定感があるくらいでしょうか(笑)。
 今回は文字ばかりで読みづかったかと思います(汗)。
 さてと、今回はこれで終わりです。では、また見に来て下さ~い。